町医者のような建築家像

ふと目に入った言葉「町医者的な建築家像」。
どんなことでも相談できる。そんな建築家像はあるコミュニティの中でありうると思う。
建物の設計に限らず、例えばどうやったらちょっとでも涼しく過ごせるか。簡単に家具を作りたいけど、どうしたらいいか、とか。

小さな島の町医者のドラマがあったけど、その魅力は直接の対話にあるんだと思う。建築屋にも同じ可能性があるんじゃないか。
建物のこと、暮らしのことにちょっと詳しい人がいて、その人から伝えられるささいな幸せな暮らしの輪が広がっていくような。
その人は庭にも詳しいかもしれない、家具の作り方を知ってるかも、ついでにこどものオモチャを作ったりして。
そんな楽しさの共有する力を、ものづくり、空間作りは持っていると思う。建物をつくることと同じくらい価値のある役割があるかもしれない。

まだまだ可能性はあるぞ