子どもの距離感

むすこと仲が良かった友達が少し遠くに引っ越してから4ヶ月程たち、母親同士が予定を調整してくれて、一緒に遊ぶチャンスができた。その時の子どもどうしのふるまいが面白かった。

久しぶりに会った瞬間はおたがいに照れあっていてあまり距離が縮まらない雰囲気もあったが、何となく距離は縮まっていく。それから、一緒に遊び始めたなと思っていると、また違う遊びを始める。これは単純に違う遊びがやりたかったからなのか、別の感情があるのかわからない。

2人でずっと遊んでいるときにも、近づいているようで離れたり、離れて走っているときもあれば、一緒に走っているときもある。あの距離感は子ども独特のものなのかもしれないな、と思った。

例えばおとなであれば、一緒に時を過ごす時には 、お酒を飲んだり、コーヒーを飲んだりして時を過ごすことが多いのかなと思うが、話すための言葉が少ない子どもは、言葉ではなく身体で距離感を調整しているような気がした。離れたり、近づいたり。その時に公園にある遊具や砂場、水路に流れる水とった道具をうまく使っているように思った。シャボン玉なんかのおもちゃもその道具に含まれるようだ。

子どもたちが一緒に時間を過ごす様子を見て、場所はやはり大切だなと思った。ただの場所ではなく、遊んだり、一緒に意識を向けることができる場所はやはり意味があるのかなと思った。