一級建築士

やっと、一級建築士に合格した。

 

非常に苦労したのと、サボってきたのがたたって、何年もかかってしまった。

この試験に対して自分が持ち続けたテーマは、試験勉強にむやみに意味を求めないけれど、無意識に何かに頼って勉強しない、ということだった。簡単に言えば、独学でやるということ。

予算がなかったこともあり、多くの人が通うように資格学校に通わなかった。ただそれは、何年もかかったことの言い訳にならない。ただ、自分の努力と能力が足らなかっただけのこと。

実は、試験勉強の初期の頃に少しだけ資格学校に行ったのだけれど、違和感と気持ち悪さしか感じずに行くのをやめた。

今さらながら、資格学校について考えると、建築業界の悪いところが見えてくるのではないか。一級建築士=建設業界で働く人、というのは必ずしもそうではないが、は多忙であるといっていいと思う。ただ、それは無意識に時間を使われているとも言える。ハードワークな日々を過ごす人多い中資格を取ろうとすると何か頼るものが必要になる、それが資格学校なのではないか。コストをかけてでも資格学校に通う人が増えれば、皆コストをかけるようになる。はたしてそれでいいのか?と今になって思う。

一級建築士という資格にどれだけの価値と意味があるのかは分からないが、そんなことを考えることは、自分の働き方やふるまいを考える上で大切だと思う。

何より、次のステップへ。