インフラ

9月4日 関西などを台風21号が通過した。
とんでもなく強い風が吹き、自宅の周囲では色々な物が飛散し、午後3時頃に電力が落ちた。
それから3日間、電気のない生活を過ごした。
ありきたりだが、電気の有難さを実感したのだが、色々なことを感じた。
1つは、自分が思っている以上に変化を好まない身体になっているのかもしれないということ。
停電しているのだから、帰宅しても不便なだけである、ホテル住まいでも何でも選択すればよかった、なぜか自分は帰宅することを選んだ。なぜだかわからない。いつもと違うことに違和感を感じて、その違和感を抱えたまま、いつもの家に帰ろうとしたのかもしれない。

一方で、意外にも大丈夫だな、という感覚もあった。被害の程度が小さいからこんなことが言えるのだが、電気がなくても、少し水が出ていたので、何とか風呂に入ることはできるし、食料調達もコンビニでもスーパー出来る。不便であるということは、相対的なことなので、何とかすることが出来る。
強く生きたいという気持ち持っているが、食糧調達
出来なかったら、家族が避難する場所がなかったら、と思うとやはり今の便利さに依存して生きているのである。

日々の生活の中で広い意味でのインフラは多様にある。仕事をしたいと思っていても、子どもを預ける場所が無くなってしまうと、一定レベルで弊害が起きてしまう。それらも含めて生活のインフラであり、今回の被害で実感するのは、それらは様々な要因でストップする可能性があるということ、それがリスクとならないような生き方を常に意識しておく必要があるように思う。

と今は思っていても、いつまで継続されるものなのか。