決める

けっこう大きな規模の建物の内装衣装を考えている。内装計画の難しさ、について

インテリアを具現化するには、決めるべきことが多くあり、決めるべきパラメータは仕様によって異なる(塗装であれば色、クラスであれば品番)。世界に無限にある可能性から、1つに決める、それを多数の部屋においてやり遂げる、これをやる時にはテンションの浮き沈みがいつもある。いい組み合わせや建物全体のストーリーがしっくり来ているときは前に進んでいる感じがするのだが、何か1つでも綻びというか、矛盾のようなものをみつけたときに積み上げたものが崩れ去るように感じることがある。

この感覚は何かに縛られていないか。一つのコンセプトに沿って者を決める必要がある。短くいうと統一感。それを規模に当てはまるためのハードルの高さに目がくらんでいるのかもしれない。

普通であること、既製品であること、どこにでもあるように感じる、など決定を遠ざける考えがまとわりつきすぎているようだ。

コンセプトや、こうでなくてはならない、という声に耳をふさいで、自分はこうあるべきだと思う。というエゴイズムを突き通した時に、活路が開けるような気がする。

ええも悪いもその人しだい

でしょう。

 

外観意匠が決して簡単だというわけではないが、決めるべきファクターは少ないように思う。しかしそれも、統一性のある外観という言葉に縛られた感覚によって、要素をスリム化しているだけなのかもしれない。

決定にはある一定のエゴイズムが潜んでいるとすると、決定要素が少ないことは安心、自身とダイレクトにつながってしまう。

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