2019年に読んだ本
2019年に読んだ本について振り返る
今年の最初本は「メモの魔力」だった。この本で読んだメモ術はとりあえずやってみている。メモすること自体が目的なのではなく、習慣化することと、アウトプットすることに効果があるのではないかと思いながら続けている。
「神山進化論」は先進的、個性的な事例としてとても勉強になった。現地にゆっくり行きたいし、話を聞いてみたい。
3月くらいだったか、「竜馬がゆく」を全巻読み返した。龍馬の魅力は対話力と行動力だと思っているが、今回改めて読むと意志の強さの凄まじさを強く感じたのを覚えている。
「濃霧の中の方向感覚」は鷲田氏のエッセイなどのまとめだが、近年の社会と人間の状況に対して、批判的・建設的な意見が述べられていて冷静に前向きな気持ちになった。今年自分が最も良く練った思考が始まるきっかけになった本ともいえる。
noizの豊田さん推薦で知った「アルファベットそしてアルゴリズム」は未来予想であり、これからも示している。理解が足りないような気もしているので、再読が必要な本である。
中盤付近は建築関連本が続くが、建築論と建築家の職能についての本たちに興味が出てきた時期だった、建築家の仕事や社会に発するメッセージも変化している時代にある。そんな空気を感じながら、ピュアな建築論への欲望は常にある。
9月辺りから、地方、地域、ベンチャー、といった内容の本を読み始めた。地元と独立について、思考を深めるようなことに自然となってきていて、それをきっかけに手に取った本が多かった。
働き方やマーケティングの本からは自分がこれからどんな風にどうやって生きたいのかを探すように読んでいて、ローカル・田舎といったことがテーマの一つになるのでそうした視点で本を選んでいた。
毎年思うことだが、もっと古典に手を伸ばしたい。自分の興味だけで本を選ぶとどうしても古典が範疇に入らないことが多いので、そこは来年も反省したい。